フルオーダージュエリーができるまでの実例をご紹介。 |
フルオーダーレポートVol.18
フルオーダーメイドジュエリー
ルースに合わせて1からデザインするフルオーダーメイド。
イメージをしっかり伝えられるかのかな?
ちゃんとイメージ通りに出来上がるのだろうか?
形が何もない常態から作っていくフルオーダーにはご心配事も多いかと存じます。
今回は、持込みルースのフルオーダーの流れについて公開させていただきますので
どのような流れで出来上がるかご参考ください。
【お客様のご依頼】
1. 持っているサファイアルースでリフォームリングを作りたい。
2. 夜空のようなイメージにしたい。
3. 月をサファイアにかぶるくらいに大胆に配置したい。
このようなご要望がございました。
※フルオーダーのご相談は、シンプル加工などと迷っている場合でもご相談いただけます。
※今回のようにお持込ルースの場合、現物を確認し、問題がなく加工できそうであればフルオーダーも可能です。
【デザイン提案】
今回リピートにてフルオーダーご利用頂きましたお客様。
店頭にてデザイン提案を行いました。
今回は、夜空をテーマにデザイン。
コンセプトとおおまかなデザインがお客様の中で決まっていたので、
バランスの調整にこだわりました。
最終決定デザイン
実寸で着彩を描いて、改めてイメージしやすくし、確認していただきました。
着彩イメージ
最終調整デザイン
ぷっくりつるんとした月を、少しだけ先端がサファイアにかかるようなデザインに決まり、
ダイヤの配置などの微調整にこだわりました。
左側の腕には、流れ星のように流れるラインを彫り留めで表現し、
右側には月と、星のようなイメージでメレダイヤを配置。
サファイアのブルーとクリアの綺麗な色味、
夜空を優しく照らすイエローの月、
チラチラと煌めく星のダイヤ。
ロマンチックなデザインになりました。
【専用オーダーページ】
進捗や形状確認などをチェックいただける専用ページをご案内。
デザインを確認したら、いよいよ熟練の職人の加工に移ります。
【加工・調整】
柔らかいWAX素材で作り、デザイン画に忠実に作っていきます。
この状態でお客様にも確認をいただきました。
バランスが鍵になってくるデザインですので、
確認を繰り返しながら手で形を作っていきます。
月は、サファイアの上に被るように配置するため仮で配置し、
様々な角度から、デザイン通りのバランスになるか確認をします。
段階的に確認していただきながら進めますので、気なる部分は都度ご相談いただけます。
最終仕上げ前の確認を行い、問題なければ一気に最終仕上げ完成へ
【納品】
完成したリングがこちらです。
PT900/K18YGサファイアリング
【担当デザイナーより】
つるんとぷっくりした形の月、ダイヤの配置など、
こだわって決めたデザインがそのまま金属でも表現できましたので、
お客様にも喜んでいただけました。
ロマンチックで物語性を感じるリング。
どこに着けて行こうか考えるとワクワクしちゃいますね。
是非、皆様も、自分だけの想像や想いをジュエリーに込めてみてはいかがでしょうか
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フルオーダーの流れが伝わりましたでしょうか。
かたちのないところから作り上げるフルオーダー
身に着けるお客様にとって一番のデザインになるようデザイナーも心がけております。
こちらのデザインを押し付けるようなことは一切致しませんのでご安心ください。
お気軽にご相談くださいませ。1