フルオーダーレポートVol20

 フルオーダーメイドジュエリー

 ルースに合わせて1からデザインするフルオーダーメイド。

 イメージをしっかり伝えられるかのかな?
 ちゃんとイメージ通りに出来上がるのだろうか?

 形が何もない常態から作っていくフルオーダーにはご心配事も多いかと存じます。

 今回は、店長のお母様のオーダーで、アメシストとジルコンのペンダントトップをご紹介します。

【お客様のご依頼】
1. 店頭のアメシストとジルコンルースでペンダントトップを作りたい。
2. 華やかだけど、ルースが大きいので、大きくなりすぎないほうがいい。
3. アンティークな雰囲気が好き。
このようなご要望がございました。


※フルオーダーのご相談は、シンプル加工などと迷っている場合でもご相談いただけます

【デザイン提案】

【デザイン提案】
今回は店長を通してデザインを見ていただいたので、実寸で紙に描いて見ていただきました。

 

 
 
 

【決定デザイン】


 アメシストの場面が29mm×13mmと、正面から見たときに、かなりの大きさがあるので
 正面から見た大きさは抑えつつも、全体に透かしのアンティーク模様を施し、
 揺れて横の方が見えても華やかで綺麗に見えるデザインに決定しました。


【加工・途中チェック】

【加工・途中チェック】
透かしのデザインは、細部まで磨くのがとても難易度が高く、
パーツを組み立てたり、一度シルバーで確認するなど、
段階を経て形が出来上がってきます。



※右の写真は、バラバラのパーツを重ねて置き、その上にルースを載せています。
 
 
そして、全てK18YGにし、金属同士をくっつけて組み立てていきます。
 
 
金属同士をくっつけてみると、強度を保つ為、
模様部分と上部のパーツの間に金属の柱のような溶接部分が見えてしまいます

 組み立てまで終えましたが、隙間がこのままでは美しくないので、デザインは変えずに、パーツ組み立ての構造を変え、作り直します。

 パズルのようにはめ込んで、外側からは溶接部分が見えない構造です。
 
 職人の技量が試される加工となります。

 溶接部分も見えず、綺麗にくっつきました。
 最大の難関を終え、ここから一気に仕上げへ進みます。

【完成】

完成したペンダントがこちらです。

 どこから見ても綺麗で、豪華かつ繊細な印象のペンダントトップ。

 アメシストの深い色合いに、キラキラと煌めくジルコンがポイントです。

K18YG、アメシスト・ジルコン ペンダント

【担当デザイナーより】


  大きいルースをお持ちの場合、どうジュエリーにすればいいか悩む方も多いと思います。
 
  ルースをメインにしつつも、地味にしたくない。
  そういった場合は、石に寄り添うように石座にデザインを入れるなど、様々な工夫が可能です。
 
  大きいルースや変わった形のルースをお持ちの方も、
  是非、お気軽にフルオーダーご相談ください。
  



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      フルオーダーの流れが伝わりましたでしょうか。

      かたちのないところから作り上げるフルオーダー
      身に着けるお客様にとって一番のデザインになるようデザイナーも心がけております。
      こちらのデザインを押し付けるようなことは一切致しませんのでご安心ください。

      お気軽にご相談くださいませ。